「忘れるってことは、大切な人を忘れても酷い人間じゃない。
思い出せないこと。」

「だから、思い出せる限り、
あなたは大切な思い出を忘れてない。」

「古い傷を見たら、あの時にあんなことがあったなって思い出せるように。」

「だから、忘れないようにいつまでもずっと覚えておく必要はないんですよ。」

って、私は原田先生にそう教わりました。

大切な人を亡くした時に、
ふと僕たちは、他のことを考えていたりして、
頭の中から忘れていることがある。

そんな自分を責めて、「忘れるなんてひどい…。」
なんて思う事がある。

でも、忘れて酷いなんて思わないで。

あなたは忘れていないんだから。
思い出せる限り、あなたは覚えているんだから。

覚えているってことは、
必要な時にいつでも思い出せるってことだから。

ずっとずっと頭の中に大切な人がいなくても、
あなたは忘れてもいないし、
忘れるわけもないし、
酷い人間でもない。

あなたの心にはずっとその大切な人がいるんだから。

  著者プロフィール

野川 仁
野川 仁
元引きこもりの心理カウンセラー。
現在は、都内のクリニックでカウンセリングをする傍ら、講師として、毎週(土)横浜で講義を行っている。