「たった一人の理解者。」

「たった一人の理解者。」

カウンセリングをしているとふと思う。

「こんなに思いを向けてくれる人がいるなんて…。」

「こんなにも思いを向けてくれた人がいるなんて…。」

って。

 

「今頃生きていれば…。」

「あの人はもっと…。」

「あの人はこんな才能があってね…。」

そんな言葉を聞く度に、

「自分には、これだけ思いを向けてくれる人がいるのか?」

「こんなにも愛情を傾けてくれる人がいるのか?」

「こんなにも理解してくれる人がいるのか?」

と思うことがあるのです。

 

そして、この世を去っても尚、

その気持ちを故人に対して大切に持ち続け、

その思いは決して消えることはなくて、

その人の中で生き続けていく。

 

それ程の思いを傾けられていたことを、

それ程までに愛されていたことを、

天国にいるあの人は知っているのだろうか?

とふと思うことがあるのです。

 

そして、こうも思うのです。

きっと知っていたんだよね。

きっとどこかで分かっていたんだよねって。

もし分かっていなかったとしても、

天国できっとやすらかな気持ちと共に、

その思いを受け取っているよねって、

そう思うのです。

 

僕たちは、見えない何かで今もつながっているってそう思うのです。

  著者プロフィール

野川 仁
野川 仁
元引きこもりの心理カウンセラー。
現在は、都内のクリニックでカウンセリングをする傍ら、講師として、毎週(土)横浜で講義を行っている。