寂しさは故人との繋がり。

寂しさは故人との繋がり

寂しさは、どうしようもなく私たちに襲い掛かってきます。

もういないんだから、仕方がないと頭でいくら考えても、

まだいる気がするし、繋がりを感じるのです。

 

「やっぱり寂しいですね…。」

 

相談を受けていると、この言葉を聞くことが良くあります。

それも当然のことなのです。

やっぱり会いたいし、やっぱりまた一緒に生きたいのですから。

 

私はこの言葉を聞く度に、こう声を掛けます。

「そりゃ寂しいですよ…。そして、体のどの辺りが一番寂しがっていますか?」

と。

 

寂しさを感じる心。

寂しさを感じる体。

 

その寂しさは、今は亡き故人との繋がりだと、

私は感じています。

 

だから、その繋がりであり、絆を感じてもらう為に、

すこし苦しいかもしれませんが、

その故人との繋がりを感じてもらうことがあります。

 

そして、その寂しさを言葉に出してもらうことも。

 

寂しい気持ちが強いのは、

それほどまでに大切であったからです。

それほどまでに愛していたからです。

 

だからその気持ちを感じてもらうこと。

その絆を感じてもらうことをすることがあるのです。

 

寂しさを感じるのは、

心に絆が、つながりが消えることなく、

大切に残っているからです。

 

その絆を大切にすること。

その繋がりを大切にすること。

 

それには、少し勇気がいりますし、

心のエネルギーが必要です。

 

だから、少しずつ少しずつ取り組んでいくことを

私たちは大切にしています。

  著者プロフィール

野川 仁
野川 仁
元引きこもりの心理カウンセラー。
現在は、都内のクリニックでカウンセリングをする傍ら、講師として、毎週(土)横浜で講義を行っている。