悲しみから休暇を取る。
故人を悼むことは、とても大切なことです。
そして、時にその悲しみから少しだけ距離をとることも
とても大切なことなのです。
悲しみから離れ、悲しみをお休みする時間も、
とても大切なことなのです。
ただ、悲しみから離れると、
罪悪感を感じることがあります。
「私だけこんな思いを…。私だけ楽しんで…。」
と、そう感じることがありますが、
天国にいる大切な人は、あなたが悲しみから離れる時間を、
許してくれています。
なぜなら何より、あなたが故人のことを大切に思うように、
故人もあなたのことを大切に思っているからです。
だから、悲しみから休暇をとっても大丈夫です。
休暇を取り、悲しみから離れ、どうか自分と共にいる時間をとって下さい。
本を読むのもいいでしょう。
一人、旅行にいくのもいいでしょう。
温泉につかってゆっくりするのもいいかもしれません。
友人と食事をしたり、遊ぶのもいいでしょう。
もちろん、無理のない範囲で。
悲嘆を乗り越えていくには、そんな自分といる時間や、
楽しみや喜びを感じる時間が時に大切です。
その大きすぎるテーマを乗り越えていくには、
休暇を取り、また向き合う力を養うことも大切なのです。
著者プロフィール

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元引きこもりの心理カウンセラー。
現在は、都内のクリニックでカウンセリングをする傍ら、講師として、毎週(土)横浜で講義を行っている。
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